Joysound アーティストPick UP!
http://joysound.com/ex/st/special/artis ... 5/01_1.htm引言回覆:
――なぜ2作同時にリリースしようと思ったのですか?
水樹「1年2カ月振りとなる久しぶりのシングルなので、インパクトのあるものにしたくて。“チーム水樹”で話し合った結果、“攻め”の答えが出ました」
――「SCARLET KNIGHT」はどんな楽曲ですか?
水樹「女性の中にある優しさと強さ、母性のようなものを表現できればと。TVアニメ『DOG DAYS』のオープニングテーマなので、作品の脚本を読むところから始めました。するとその登場人物がみんなピュアで、大人も子供も関係なく、自分の気持ちを素直に伝えられる真っ直ぐさを持っていました。そこから、歌詞の冒頭を問いかけの形にして、自分自身や大切な人への想い、自分の中に眠っている感情を解き放つことは大切だということをより強調しました」
――声優で様々な役を演じていますが、歌への影響は?
水樹「今まで自分の歩んできた道のりだけでは到底経験できないことを、アニメのキャラクターを通して経験させて頂いてきました。壮大な世界観の楽曲などは、自分の人生だけでは抱えきれないけれど、いろんなキャラクターと一緒に歩むことでそれも可能になる。これまで出会った様々なキャラクターを通して、歌の表現でも色々な角度からアプローチができるようになれたような気がします。」
――「POP MASTER」では作曲も手掛けていますが、どんな気持ちで作りましたか?
水樹「ふとした瞬間に曲が浮かぶことが多いので、実は、ICレコーダーは欠かせません(笑)。この曲は、キッチンで何かを食べようと思っていた瞬間に浮かんだので、その時は『食べてる場合じゃない』って(笑)。この曲は、サビのフレーズにもありますが“ いつまでも夢に恋していたい”ということをテーマに作りたかったんです。夢を叶えるための道のりはとても厳しく、険しいものだけど、“ 好き”という気持ちがあればどんなことがあっても諦めずに乗り越えていけるって、私はそう思っています。壁にぶち当たった時は、自分だけがうまくいかないような気持ちになることもありますが、どんな困難が訪れても信じて突き進んでほしいし、私自身もそうありたいという奮起させる気持ちを込めて書きました」
――2作を作る上で苦労したことは?
水樹「『SCARLET KNIGHT』は先に完成していましたが、『POP MASTER』は延期になってしまうかもというくらい、デッドライン超ギリギリの進行でした(苦笑)。最近のシングル曲は、歌い上げるような楽曲……、切なくて、世界に入り込む“陶酔系” が多かったので、最高に笑顔で、ライブでみんなと一緒に歌える曲を作りたかったんです。自分の中にとても明確なビジョンがあったのですが、“これだ”と思える曲になかなか巡り合えなくて……。そんな時、プロデューサーさんから『奈々ちゃんも曲を書いてみたら? でも、コンペだよ』って(笑)プロの作家さんと一緒に私の曲も“選考会”で披露されたので、曲が流れた時は恥ずかしすぎて、逃げ出したくなりました(笑)。なので、私の曲に決まった時は本当に嬉しかったです。コール&レスポンスができるメロディがたくさん登場するので、ライブで早くみんなと一緒に歌いたいです!」
――「SCARLET KNIGHT」と「POP MASTER」について、歌う時のポイントを教えてください。
水樹「『SCARLET KNIGHT』はテンポが速く、早口になりがちなので、より言葉を大事にすることを心がけています。速いと言葉が不明瞭になってしまったり流れてしまいがち。そうすると伝わりにくくなってしまうので、大事な人を思い浮かべながら歌うと、きっと言葉にも気持ちを込めやすくなると思います! ブレスポイントもかなりシビアなので、腹筋をしっかり使って歌ってみてください! 夏に向けてのシェイプアップを兼ねて、インナーマッスルを鍛えると一石二鳥です(笑)。『POP MASTER』は、とにかくノリノリで!ぜひ立ち上がってジャンプするくらいの勢いで歌ってください!(笑)大勢で盛り上がって歌うとより楽しいと思います。サビの部分ではメリハリを付けてリズムを大事にすると、よりカッコよく歌えるハズです! そして、曲の世界観に入り込むことが大切。どの曲も情景を思い浮かべながら、なりきって歌うとスッと体に馴染んできます!」
――最後に、5月からのツアーはどんな感じですか?
水樹「最高に笑顔で前向きになれるライブにしたいと思っています。初めて参加される方は遊園地に来るような気持ちで遊びにきてほしいですね。はじめは少し恥ずかしいかもしれませんが、1度思い切って大きな声を出せば、後は流れに身を任せるだけ(笑)。アトラクションを全部制覇してやる!という気持ちで思いっきりかかってきてください!!(笑)」
「大ヒット盤」水樹奈々『SCARLET KNIGHT』 駆け抜けるような高速ポップス
http://www.47news.jp/EN/201104/EN2011042701000265.html引言回覆:
紅白の連続出場やナレーターとしての活躍で、“アニソン歌手”の枠を超えた水樹の通算23作目。
表題曲は、夢の実現と友情がテーマの高速ポップス。鐘の音で緩やかに始まってから、駆け抜けるように歌い、タイトルを言い放ちカットアウトで終わるまでの4分間は、まるで新体操やスケートのアスリートのよう。それほどに一音ずつ機敏に、かつ雄大な世界を描く歌声が特長だ。空想的なのにどこか力強さを感じさせるのは、編曲の藤間仁による打ち込みと生楽器のバランスによるところも大きい。
2曲目の『HIGH-STEPPER』は、エレキギターが印象的なテクノポップ。こちらは、英語やカタカナが多用され、彼女のキュートな声が前面に出て、LIVEでも観客が飛び跳ねそう。
名前に掛けたとは言え、2曲収録と綺麗なパッケージでの良心価格にも感心。本作を聞けば、前進するには元気と勇気が必要だと思い出すはず。
(キング・777円)=つのはず誠